総合診療科

9(中毒)ブドウ中毒 犬

犬はブドウを食べることで急性腎障害を起こすことが分かっております。ブドウの何が原因なのかは分かっていませんが、ブドウが生でも乾燥されているものでも、調理されているものでも、皮だけでも摂取すると起こります。ブドウを摂取した犬すべてで起こることはなく、近年では特異体質が原因ではと考えられています。

中毒摂取量は4~5粒摂取で中毒症状が発症した報告があり、どんな摂取量でも中毒を起こす可能性があります。ブドウ中毒の症状としては、ブドウ摂取から24時間以内の嘔吐が最も一般的で、その他、下痢、食欲不振、腹部痛などが見られます。重症の場合は尿量の減少、運動失調、虚脱などが認められます。症状がなくても急性腎障害が発症することがありますので注意が必要です。

診断

血液検査が必要になります。腎臓パネルに異常が認められる場合には、超音波検査、尿検査も必要になります。

治療

ブドウを摂取直後ならば催吐療法(吐かせる)が必要になります。すぐに病院にお連れください。血液検査で腎障害が認められた場合には、積極的な輸液療法とモニタリングが必要になります。