総合診療科

7(中毒)チョコレート中毒 犬猫

チョコレート中毒は犬および猫でも起こします。チョコレート中毒を起こす成分は、カカオに含まれるメチルキサンチン系の化合物であるテオブロミン、カフェインである。これらは中枢神経や心筋細胞の興奮を起こし、症状としては多飲、嘔吐、下痢、尿失禁、胃の拡張と落ち着きがなくなるなどの症状がみられます。さらに高用量の摂取では、興奮や高血圧、高熱、頻拍、頻呼吸、チアノーゼ、多尿、運動失調、不整脈、振戦、痙攣、昏睡を呈することもあります。
チョコレートはその種類によってテオブロミンやカフェインの含有量が異なります。

チョコレートのタイプとテオブロミンの推定含有量(中毒量)

中毒量

ホワイトチョコレート

ほとんど入っていません

ミルクチョコレート

9.5~20g/体重1kgあたり

ダーク(ビター)チョコレート

2.3~4.5g/体重1kgあたり

ココアバター

0.2~1.9g/体重1kgあたり

 

テオブロミンは20mg/kgの摂取で中毒を起こす可能性があり、それぞれのチョコレートに含まれる量から換算して、上記の量が中毒発生量になります。

チョコレート摂取後の症状の発現は、早ければ2~4時間、遅くても12時間以内に現れます。

治療

チョコレートは食べた直後なら催吐処置を行います。吐かせてしまえば中毒発生量は減少いたしますので、直ぐに病院にいらしてください。
多量に食べてしまった場合は、胃洗浄や輸液療法、活性炭の投与が推奨されます。痙攣や不整脈に対しては対処療法が必要になります。

チョコレートは食べさせないでくださいね。