1 麻酔について
当院では最新の麻酔器を使用し、常に安全に的確に麻酔処置を行っております。
過去25年間で麻酔による事故は1件も発生しておりません。安心してお受けください。
麻酔を行う前に
麻酔を行う前に、安全に麻酔がかけられるか、身体に異常はないかを調べるため術前検査を行います。
術前検査は全身のチェック及び年齢にあった血液検査とレントゲン検査を行います。血液検査や心肺系に異常が認められた場合には、より詳しい検査が必要になる場合があります。また、麻酔薬投与前に心電図検査を行い不整脈等の確認を行います。
麻酔薬の選択は、その動物の状態や病態に適した麻酔薬を選択し投与いたします。
手術中の麻酔管理は、心電計、血中酸素濃度、CO2濃度、血圧、体温、吸入麻酔薬の濃度をモニタリングし、安全に進めてまいります。
先制鎮痛法を採用
先制鎮痛とは、痛みが始まる前に鎮痛剤を投与し、手術中および手術後の痛みを和らげていく方法です。
手術はどうしても痛みを伴うものではありますが、痛みは動物の精神状態、手術後の経過、治療効果を左右するものであるため、また動物が手術後に快適に生活できるように、しっかりとした疼痛管理が必要になります。
当院では、個々の手術に適応した鎮痛法を選択し、動物が手術後に快適に生活できるよう取り組んでまいります。