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〒153-0061 東京都目黒区中目黒5-28-17
目次
腫瘍学は日々めまぐるしいく進歩しております。例えば、腫瘍の細胞形態により、抗がん剤のプロトコール(治療法)が変更されたり、新しい治療法である分子標的薬や、メラノーマ(悪性黒色腫)に対するワクチンができたりなど。。。。これらの新しい情報や治療法を取得するため、当院では1か月に1回、米国腫瘍学専門医との勉強会を行い、知識をアップデートし、最新の治療、正しい治療を行っています。
腫瘍といっても色々な腫瘍があり、腫瘍の性質から治療方法は異なります。例えば、軟部組織肉腫などの腫瘍は、腫瘍の周りに広がる性質があり、一般的な外科摘出手術法では不完全切除(取り残してします)になってしまいます。また、よく見られる腫瘍で、リンパ節が腫大する悪性リンパ腫の中には、治療をしてもしなくても、予後が変わらない悪性リンパ腫(高分化型リンパ腫)もあります。このような腫瘍には、あえて苦しい治療はせずに、無治療でも長生きできることがあります。したがって、腫瘍学では、はっきりとした確定診断を出して治療に臨むことが必要になります。
腫瘍を確定診断するには、いろいろな検査を駆使して行われます。レントゲン検査、CT検査、MRI検査などの画像診断検査は、どのような場所にどのような腫瘍があるかを診断します。例えば、「肝臓に直径3cmの腫瘍性病変が認められる」などです。肝臓の腫瘍には肝細胞癌、肥満細胞腫、リンパ腫などいろいろな腫瘍が見られ、この直径3cmの腫瘍は、これらのなかのどの腫瘍なのかはわかりません。これらの中のどの腫瘍なのかを確定するには、この腫瘍から細胞を採取する必要があります。細胞を採取する方法としては、細胞診検査、組織生検による病理検査があります。
細胞診検査は針先で腫瘍から細胞を採取する方法で、患者への負担は少なく、比較的簡単に行える検査です。細胞診検査で確定診断できる腫瘍は限られておりますが、この腫瘍がどのような腫瘍の可能性があるのかを予測することができます。
組織生検による病理検査とは、腫瘍の一部、又は腫瘍全体を摘出して病理学的検査を行います。病理検査によって出された検査結果が確定診断となります。
悪性腫瘍の治療には、外科的切除治療、抗がん剤治療(化学療法)、放射線治療、免疫療法などがあります。個々の腫瘍の性質、腫瘍のできた場所などを考慮して、これらの治療を組み合わせて治療を進めてまいります。当院では悪性腫瘍の治療として、外科切除治療、抗がん剤治療、免疫療法を行うことができます。放射線治療は特別な機器と施設が必要で、大学病院などに設置されております。ご希望の方はご紹介いたします。
当院では腫瘍外科症例は1000症例以上行っており、抗がん剤治療も多くの動物たちに毎週のように投与を行っております。詳しくは腫瘍治療症例をご覧ください。
当院では腫瘍に対する新しい治療法である免疫療法も行っております。私たちの体の中では毎日のように腫瘍細胞が作られていると言われています。しかし免疫という作用により体から腫瘍細胞は排除され、腫瘍の増殖は阻止されて健康が維持されています。これらの免疫を活性化させて腫瘍の増殖を抑えていく方法が免疫療法です。免疫療法については再生療法をご覧ください。
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第一種動物取扱業登録証
(有)ブライト動物病院
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保管17東京都保第003968号
登録 平成25年5月15日
有効期間 平成35年5月14日
動物取扱責任者 小川 彰久